おやじは荒野をめざす【アラスカ編】

がむしゃらに突き進むおやじに、アラスカは何を与えてくれるのだろう、、、

(19) 彼らの社会

 今回の旅では本当にたくさんの人と出会い、お世話になり、「人類、皆兄弟」みたいに感じることが多かったけれど、たまに「これって何なの?」とか「理解できねーな」みたいなこともあったりして、、、

◾️BD問題 太り過ぎのことである。こちらの人は全員、どう考えても脂分の摂り過ぎだ。分量も半端じゃないし。そのくせ、ジョギングとかウォーキングとか熱心にやっているけれど、食べる分量と脂分を半分にすれば解決する。将来的な地球規模の食料不足問題は、このDB問題と表裏一体で進めれば一石二鳥で解決するかも。こちらの人は若いうちはスタイル良くてかっこいいんだけれど、高校くらいからDBり出して、30歳にならずして相撲取り体型、中年になると歩行にも支障をきたし、最後は「倒れても自力で立ち上がるの不可能」のSPDBになる。

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▲まだ「太り始め」くらいの段階。今ならまだ"手"が打てると思う。

 

◾️マリファナ カナダではマリファナは合法だ。アメリカは州によって違うらしい。いずれにしても、日本みたいに厳しく取り締まることはなく、「まあ皆さん、自己責任で楽しんで」みたいなスタンスだ。町を歩いていると、どこからともなくマリファナの匂いがするなんてのはそんなに珍しくないし、安宿に泊まった時、隣の部屋のオッサンが夕方決まった時刻に部屋の前のベンチでマリファナをくゆらしてたなんてこともあったっけ。マリファナ専門店というのがあって、ちょっと怖かったけれど、「探究心を失わず」の方針通りショップに突入した。でも、入り口で身分証明書見せるだけで、他は普通の商店と全然変わらない、お客も店員もね。拍子抜けするくらい、全く普通。でも、アルコールとドラッグ(マリファナはドラッグじゃないって言う人もいるようだが)の両方を合法にしているのって、歴史的にほとんど例がないようだし、人間、どこかで"歯止め"があった方がいいと思うのだが。 

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▲店内の撮影は流石に気後れしてできなかった。

 

◾️人を信用し過ぎ フェアバンクスでは普通の人の家に泊まった。いわゆる"民泊"だ。夕方7時、オーナーのステイシーさんが帰宅する前に私が到着したら早速メールが来て「旦那は今夜は帰宅しません。カギは玄関マットの下に隠してあるから勝手にお入りください」とな。「ふーむ。随分と開けっぴろげなものなんだなあ、、、」。中に入るとすごい豪邸。リビングもキッチンもやたら広々していて、置いてあるものがいかにも高そう。8時、「やっぱアメリカは豊かだなぁ、、、」なんて感心しながら、がらんどうの豪邸で一人ビール飲んでブログ書いたり、それでも帰って来ないから、ちょっと悪いと思いつつ(向こうがちゃんと帰って来ないのがいけないんだけどね、、、)シャワー浴びたり、それでも帰って来ないから、ビールからウィスキーになって、ソファーに移動して、さて、3杯目をどうしようか考えてたらやっと階下のガレージのシャッターが開く音がして、女主人ステイシー様のお帰り。時刻はこの時10時半を少し回ってたはずだ。「初めまして&ハロー、キヨシさん。友達とちょっと飲んじゃって、、、」とか言っちゃって、ほんのり赤い顔。お高級そうな赤いドレス(確かかなりミニだったと思うが)にどういうわけか裸足で階段上がって来て、、、これって日本人にはありえないことだよね。

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▲ご本人の名誉のために言っておくが、ステイシーは大変真面目で堅物かつ親切。そして、多分、お金持ちのお嬢さん。これまた信じられないことなんだけど、新婚ホヤホヤで、数日後に旦那が新しく家具を運んで来た。金持ちなのになんで"民泊"やっているのか尋ねたら、世界の人たちと交流するためとか言ってたけどね、、、私のカンカクでは理解できません。