おやじは荒野をめざす【アラスカ編】

がむしゃらに突き進むおやじに、アラスカは何を与えてくれるのだろう、、、

(21) やばかったこと〔その1〕

◼︎車の追い越し アップダウンはあるものの、どこまでも真っ直ぐに伸びるハイウェイを快適に飛ばしていたら2台のキャンピングカーが見えてきた。中央ラインは追い越しOKの破線。2台まとめて抜いちまうか。上り坂に差し掛かったところでアクセルを踏み込み反対車線に移ってググッと加速。連なって走っていると思った2台のキャンピングカーが意外と離れていて追い抜きに手間取る間に、上り坂のピークが近づいて来る。「元の車線に戻ろうか、、、」と一瞬思ったが、アクセルをさらに踏み込んで追い抜き、上り坂のピークを過ぎ、元の車線に戻ってゾッとした。もし、あの時、上り坂のピークの向こうから対向車が来たら、、、

教訓 : 「追い抜きは追越し用の車線がある場合のみ」と決め、最後まで徹底。

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◼︎宿に財布とパスポート置き忘れ 車は快調にアラスカハイウェイを疾走していた。クマが多いと噂のスチュワートへ向けて、心はルンルン、エンジンはブンブンなんて馬鹿なこと言ってたら、あ、いけね。パスポートと財布を宿に置き忘れた。車を停めて、2時間前に出たモーテルに電話する。

「さっきそちらを出たキヨシ イノウエです。部屋にジャケット置き忘れたみたいで。実は、パスポートと財布が入ってるんですよ、そのジャケット」

「そういえば、掃除した母ちゃんが、お客の忘れ物とか言って、なんか持って来たなぁ、、、ちょっと待って。あぁ、あった。あったよ、お客さん」

「すぐ戻りますから、ちゃんと取っといて。よろしく!」

2時間後、パスポートと財布は無事戻った。カード類も大丈夫だった。宿のおっちゃんと肩組んで記念撮影。「あんたが正直者で本当に助かった。あんたは日本とインドの友好の架け橋だ、、、」

教訓 : 移動の時は運転席前の注意書きを見て必ず確認。

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◼︎丸太の通り抜けでレンタカーに傷 薄暗くなってから、以前泊まったことのあるキャンプ場に向かった。誰もいない森の中のキャンプ場。入口からすぐのところに木が道を塞いでいて、でも、車が通り抜けられるように、チェーンソーで木の出っ張りをカットしてある。ギリギリではあるが、ま、なんとかなるだろう。てか、通れるように切ってあるはずだ。「通れる、通れる」と念じながらハンドルを操作。ギギギと嫌な音がして、えっ?と思ったけど、朝からの運転の疲れでそのまま進んでしまった。もう一度ギギギの異音。やっちまった。右側ドアの下部をへっこませてしまった。旅が始まったばかりだというのに、しょんぼり、げんなり。

教訓 : 安全が確認できない場合は、必ず車を降りて確認。

※4ヶ月後のレンタカー返却がずっと気がかりだったが、な、なんと「車体自損」の保険で全額カバーできた。めでたし、めでたし。

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