おやじは荒野をめざす【アラスカ編】

がむしゃらに突き進むおやじに、アラスカは何を与えてくれるのだろう、、、

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

(22) やばかったこと〔その2〕

◼︎スピードオーバーでポリに呼び止められる パトがすぐ後ろを走っている。邪魔になっちゃ悪いなと道脇に車を寄せたらパトも同じことをする。えっ、これって俺の車に用があるわけ?なんかいけないことしたかなあ、、、空き地に停車。パトも停まる。ドアを開け…

(21) やばかったこと〔その1〕

◼︎車の追い越し アップダウンはあるものの、どこまでも真っ直ぐに伸びるハイウェイを快適に飛ばしていたら2台のキャンピングカーが見えてきた。中央ラインは追い越しOKの破線。2台まとめて抜いちまうか。上り坂に差し掛かったところでアクセルを踏み込み反…

(20) ベーリンジア

何年か前に読んだ本の中に「ベーリンジアというところは一度行くと"病みつき"になる」みたいなことが書いてあって、妙にこれが頭にこびりついた。ベーリンジアとは、ウン万年前にユーラシア大陸と北米大陸を繋いでいた陸橋なんだけれど、そのベーリンジアが…

(19) 彼らの社会

今回の旅では本当にたくさんの人と出会い、お世話になり、「人類、皆兄弟」みたいに感じることが多かったけれど、たまに「これって何なの?」とか「理解できねーな」みたいなこともあったりして、、、 ◾️BD問題 太り過ぎのことである。こちらの人は全員、ど…

(18) 地の果て、北極海

ドーソンの町からオフロードをどれだけ走っただろう。広大無辺のツンドラにまっすぐ伸びるこの道の先には地の果てがあり、その先には北極海がある。でも、行けども行けどもツンドラばかり。何時間も同じ景色が続いていて、標高が低くなっている気配はない。…

(17) 空飛ぶインディアンガール

ベーリング海峡を見るのを目的に訪れたノームで、実はトンデモナイ女の子に会った。 冷たい雨の降る飛行場から乗合タクシーを飛ばして宿泊先へ。玄関ドアを開けて大きな声でハローと叫んだら、20歳前後のちょっと色黒の女の子が出て来た。 「今、オーナー…

(16) 旅を支えてくれた道具たち

旅に工夫はつきものだ。というより、工夫のない旅はつまらないし、様々な工夫をすること自体が、旅の楽しさの一部とさえ言えるだろう。今回は、自分なりの工夫によってさらに機能を高めた道具たち=頑張ってくれた忠実な子分たちを紹介する。 ◾️車関係 一日…

(15) オーロラ大先生

フェアバンクスがどんなところか、ガイドブック「地球の歩き方」を見たら、「アラスカ大学フェアバンクス校にはオーロラ研究の世界的権威である赤祖父俊一氏が今も研究を続けられていて、研究棟は氏の名前を冠してアカソフビルディングと名付けられている」…